【研修】フィードバックの種類と具体的な方法は?理解して研修の効果を高める!

人材育成や研修などで適切なフィードバックを行うために!主な種類・手法について解説

人材育成や研修などでプラス(行動強化)フィードバック・デルタ(行動改善)フィードバックを行う場合、目的や状況、部下の性格などに合わせて、SBI型、サンドイッチ型、ペンドルトン型などを選ぶことが重要です。

フィードバックの主な種類や具体的な方法について

様々な記号

職場で何気なく行われているフィードバックは、ビジネスシーンにおける人材育成の手法として重要です。しかし、「あまり効果が感じられない」「本当に伝わっているのかわからない」といった悩みがある場合、やり方が合っていないのかもしれません。こちらでは、フィードバックの種類や具体的な方法をご紹介いたします。

フィードバックとは

改めてフィードバックの意味や目的について確認しましょう。そもそもフィードバックは、目標達成に向けて取り組んだアクションや結果に対して、言葉や文章などで評価・改善点を伝えることを指します。1対1の状況で行うことが多いですが、プロジェクト全体に向けたフィードバックもあります。主な目的は人材育成をはじめ、社員のモチベーション・エンゲージメントの向上、目標達成、スキルアップなどです。

フィードバックの種類

フィードバックは2種類に大別することができ、目的や状況、評価対象の社員の性格などを考慮して選択します。

・プラス(行動強化)フィードバック

その名のとおり、部下の業務姿勢や成果などに対してポジティブな表現でフィードバックを行います。否定的な言い回しはせず、相手の強みや良いところを伝えたり、肯定したりすることで、モチベーションアップが期待できます。さらに自己肯定感や業務への意欲、自発性なども高められます。

・デルタ(行動改善)フィードバック

上記とは反対に、部下の改善が必要な行動や振る舞いについて、部下の業務姿勢や成果などに関する指摘を行う方法です。改善すべき点や解決策を伝えることで本人の課題を気づかせ、同じ問題を繰り返さないよう考える力、現状を打破する力などを身につけさせることが目的です。行動改善を促すフィードバックを実践する場合、伝え方や言葉選びへの配慮が求められます。

具体的な手法をチェック!

効果的なフィードバックを行うなら手法を意識することも大切です。

・SBI型

SBI型の場合、Situation(状況)→Behavior(行動)→Impact(影響)の流れでフィードバックを行います。部下の客観的な状況や行動を振り返りながら整理するため、建設的な対話で対象者に内省を促しやすいです。また、プラス(行動強化)フィードバック・デルタ(行動改善)フィードバックどちらにも対応できる点も特徴となります。

・サンドイッチ型

改善が必要なフィードバックをポジティブなフィードバックで挟んで行う手法です。改善点を指摘した際に、部下のモチベーションが下がってしまうケースはよく見られます。まずできていること、強みとして発揮されていることから始め、次に改善点の指摘、最後にまた強みをフィードバックすることで、部下のモチベーションが必要以上に下がらないよう対処できるのです。

・ペンドルトン型

一方的に評価したり内容を伝えたりするのではなく、コミュニケーションを密に取りながら部下自身の内省を促し、主体的な行動も促すことを目的とした手法です。

基本的に以下の流れで対話を進めていきます。

  1. 議題の確認
  2. 良かった点
  3. 改善点
  4. 今後の行動計画
  5. まとめ

・KPT型

ペンドルトン型と同じく、上司と部下でコミュニケーションを取りながら行うフィードバック手法です。Keep(今後も継続すること)→Problem(問題点)→Try(改善すべきこと)の流れで進みます。個人だけでなく、チームでの振り返りにも活用できます。

・FEED型

Fact(事実確認)→Example(指摘の理由)→Effect(影響)→Different(改善策)の流れで進むフィードバックです。部下の行動を確認しながら今後の改善策までを順序立てて説明できます。また、冒頭での事実確認によって認識齟齬を防げる点もメリットです。行動の改善が必要な内容を伝える際に適しています。

人材育成に役立つフィードバックですが、やり方を間違えると逆効果になるケースも少なくありません。種類や手法を理解したうえで、適切なフィードバックを選択しましょう。

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パソコンを使う男性

企業を取り巻く環境は大きく変化しており、社員の価値観・考え方の多様化、管理者層の若年化、上司と部下のコミュニケーション不足などの要因から、人材育成において課題を抱えるケースが増えています。適切なフィードバックは課題解決の手段であり、部下自身に現状を認識させることにもつながります。その重要性はリモートワーク環境下でも変わりはありません。対面と比べてオンラインはコミュニケーションが取りづらい面があるため、日頃から積極的にフィードバックの機会を設けて良好な信頼関係を維持しましょう。

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